書店様まわり
はじめまして、宝生明です。これから時々このBlogに何か書いていくつもりです。よろしくお願いします。
一昨日、はじめて書店様まわりをしました。風雲舎の営業、本谷さんの案内で、まず一軒目は三省堂神保町本店へ。ここは浪人生時代に通いました。
二階の文芸担当の方とお話しいたしました。はじめてのことなのでいったいなにを言っていいのやら? でも、一生懸命に売り込みました。あまりうっとうしくならない程度に。すると平積みにしていただける冊数をご注文いただきました。ありがとうございます。
二軒目は八重洲ブックセンターへ。ここは会社勤めをしていた頃によく行きました。広告の仕事をしていたので、当時の担当クライアントと、そこのイメージガールをしていた女優さんと喫茶室でお茶した思い出があります。
ブックセンターの担当の方に会おうとしたのですが、休憩中だとのことで15分ほど待ちました。一階に下りて、新刊の状況を見ながら時間を潰し、休憩が終わる時間にうかがいました。すると「数分後に打ち合わせが始まる」とのことで、二言三言しか話さなかったのですが、すぐに平積み可能冊数をご注文いただきました。ありがとうございます。
3軒目は丸善丸の内本店へ。oazoのなかにあるきれいな本屋さんです。丸善と言えば、御茶の水店によく行きました。それから確か梶井基次郎の『檸檬』の舞台になったよなぁと思い、ネットを検索すると、それは京都店だったことがわかりました。ところが、そこは2005年に閉店したそうですが、なんと、2015年に新店舗が復活するそうです。
さて書店様まわりの件ですが、担当者にお目にかかり、いろいろとお話しして平積み可能冊数をご注文いただきました。説明の途中で、なかひらまいさんに描いていただいたカバーイラストの話になり、担当の方に「珍しい表紙ですね。きっと目立っていいですよ」とお誉めの言葉をいただきました。
四軒目は芳林堂書店高田馬場店です。大学生の頃に通いました。ここでエーリッヒ・フロムの本を見つけて、最初に読んだのが「生きるということ」。それが面白かったので次々とフロムの本を買って読みました。そのほとんどはこちらで買いました。「太一〜UFOに乗った少年」にフロムの本について触れている部分がありますが、こちらの芳林堂に通わなかったら、その話はきっと書かれなかったでしょう。
担当の方に会ったとき、不機嫌そうな顔で「ちょっと待って」といわれ、しばらく待たされたので、「ああ、平積み可能冊数の連続記録はこれで途切れるのか」と思いました。やっとお話しできて一生懸命売り込むと、先ほどの不機嫌そうなお顔ではなくなったのでほっとして、ついには平積み可能冊数の発注をいただきました。
四軒まわってすべて平積み可能冊数を発注していただきました。ありがとうございます。『太一〜UFOに乗った少年』が発売されたら、この4店ではきっとどこかで平積みにされているはずです。お近くに寄った際にはぜひお手にとってご覧になり、いいなと思ったらご購入下さい。